教えるためには工夫が必要

事務部の方からこんな話をよく伺いますが

1. 営業店の職員は自分で調べることをしない、直ぐ事務部に聞いてくる。
2. 営業店の役席が判断すべき事柄まで本部に問い合わせてくる。
3. しっかりできる職員が各支店に一人はいたものだが........。

皆様の銀行ではいかがでしょうか、悩ましい事実でないかと思います。
でも、このような現象を営業店の皆様のせいにしていても一向に解決しないのも事実です。ではどうしたらいいのでしょうか。そんな時、私はすかさず次のように申し上げます。

1. 相手は全くの素人だと思ってください。
 →こんなことは当然わかっているだろう。ということがわかっていないのです。
2. 勉強させるのではなく教えてください。
 →相手の自助努力には期待しない方がよい、皆さん優秀なので教えられたことは覚えます。
3. 教えるときは、実際の現場でそのまま使える実務を教えてください。
 →相手が咀嚼しなければならない教え方はだめです。ずばり答えを教えましょう。

少し考え直してみてください

そんなこと当然やってる、だけど一向に変わらない。とお怒りの方もいるかもしれませんが、すこし考え直していただきたいことがあります。それは、生徒が覚えないのは生徒だけの問題ではなく、教師にも問題があるということです。
予備校の人気講師の人気の秘密は、話のわかりやすさと使用する教材にあるといわれています。自分の意図したことを表現したオリジナルの教材を使用し伝達効果を上げているわけですが、ここでのポイントは、講師が独りよがりではなく相手に合わせた教育をしているというところです。どうやれば生徒に間違いなく伝わるかよく研究されています。

教育には工夫が必要ということですね。
振り返って事務に関する教育指導の現場はいかがでしょうか。もし、生徒の不甲斐なさに呆れているようでしたら、それは教師自身への危険信号かも知れません。
そんなときは是非ご相談を。EPSで解決のお手伝いをさせていただきます。